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ヘバーデン結節について

2017.11.18

さて、今回はあまり季節などとは関連ない病気である、ヘバーデン結節についてです。

ヘバーデン結節とは、手の指の第一関節の変形による疼痛を主たる症状とする病気です。外来でこの「ヘバーデン結節」と診断して、患者さんに説明するときに困るのが病名です。
ヘバーデン結節はこの病気を発見したヘバーデン先生の名前から付けられた病名なので、日本語に訳しようがないのです。まあ簡単に言うならば、変形性指関節症となるかと思います。

原因としては不明なのですが、手や指を酷使する方がなりやすい病気です。診断は比較的容易で外観の変形やレントゲン撮影にて診断ができます。レントゲン上は多くは関節の隙間が狭くなり、場合により骨棘と言われる変形や、骨が硬くなった状態が観察できます。指の変形や痛みで有名な関節リウマチを心配される方もいますが、関節リウマチは全身性の疾患なので、指だけでなく手関節などにも症状が出ることが多いのですが、ヘバーデン結節は指に限局した症状を出します。指や手を酷使することで、関節軟骨がすり減り、その結果骨と骨がこすれて、骨棘を作ったり、骨が硬くなったりする変化を生じるのです。中には指の第一関節に粘液のう腫という水ぶくれのような皮膚変化を生じることもあります。

有効な治療法は少なく、外用剤による消炎鎮痛処置や安静などしかないのですが、不思議と関節軟骨が減少して変形がある程度進行すると、痛みも改善するケースがあります。