リハビリテーション部門
Rehabilitationごあいさつ
当院の基本理念「患者さん第一主義。患者さんの尊厳と権利を尊重し、誰もがいつでも、心ある医療を提供します。」を基に、当リハビリテーション科においても、「患者さん第一主義」を基本理念とするサービスを提供するよう心がけています。
入院時から早期離床に取り組み、病状の回復過程に準じて病室と訓練室で適切なリハビリテーションを行っています。患者さんに関わる様々な職種間で、定期的に会議を開き、情報共有を図り、患者さんの状態をご家族にも報告しています。
そして、退院後の生活について、一緒に検討しています。通院でのリハビリテーションは、できる限り患者さんのご希望に沿った時間帯に行います。
同法人には、老人保健施設、デイケア、デイサービスを有していて、各施設の職員と情報を密にして、切れ目のないサービスを提供しています。
リハビリテーション職員は、地域や県外で行われる講習会や実技指導に参加し、知識と技術の向上に努めています。様々な疾病により入院生活を余儀なくされた患者さんや在宅生活にお困りの患者さんに満足していただけるような、質の高いリハビリテーションの提供を目指しています。
当院のリハビリテーション診療について
概要
病床数 | 40床 |
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外来診療時間 | 月〜金 9:00-12:00/17:00-19:00 土 9:00-12:00 |
主な疾患 |
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理学療法
理学療法では、立つ・歩く・階段昇降などの大きな動作を獲得できるように、筋力訓練・バランス訓練・機能回復訓練を行います。また低周波治療器などの物理療法を行います。
理学療法室では、充実した個別運動に加え、平行棒・歩行器などの器具を用いて歩行訓練を行っています。これにより、在宅での基本的動作を獲得でき、早期の退院が可能になります。また、手術後・肺炎後などで理学療法室に行けない患者さんには、担当療法士が病室に伺い訓練を行います。
自宅退院の場合、退院前に患者さんとともに自宅を訪問し、安全な生活が送れるように家屋改修のアドバイスをさせていただきます。
作業療法
作業療法では、再びその人らしい生活が送れるように機能回復訓練・日常生活動作訓練を行います。
作業療法室では、作業活動(手工芸・編み物・輪投げ・お手玉など)を用いて機能回復訓練を行っています。身体機能改善を図る運動に加え、食事や着替え、排泄、家事などの日常生活動作の獲得を図ります。掃除や洗濯、食事の支度などの家事動作に対しては、実際にキッチンに立って調理するなど在宅生活を想定して訓練を行います。また、入院生活においても不自由なく生活できるように担当療法士が病室に伺い訓練を行います。
退院後の生活支援のため、環境調整や自助具の提案・作成を行います。
言語療法
言語療法では、失語症、構音障害の患者さんへの言語訓練、摂食嚥下障害の患者様への嚥下訓練、認知機能が低下した患者さんへの学習療法・コミュニケーション訓練を行います。
言語療法室では、完全個室で言語訓練を行い、その様子をご家族にも見学していただくことができます。ご家族にコミュニケーションの取り方をアドバイスさせていただきます。患者さんの嚥下能力に合わせた食事形態を提案し、お茶にとろみを付けたり、スプーンを変えて一口量の調整なども行っています。
退院後の食事やコミュニケーションで配慮することを、ご家族に丁寧にお伝えします。